CASE STUDY
2022.11.10
株式会社ユーザベース 様

「ターゲット選定〜響くスカウト代行により中途採用を強化」 結果が見えるアスラビとの取り組み

「経済情報の力で、誰もがビジネスを楽しめる世界をつくる」をパーパスに掲げる株式会社ユーザベース
近年の組織拡大に伴い採用活動も増加する中で、お取り組みを開始。
1つの事業部から始まり、現在では他事業部への展開や採用全般のコンサルティングなどへと広がっています。
お取り組み以前はリソース不足かつ大量の業務をこなすことで精一杯だった中、どのような変化があったのか。
3名のリクルーターの皆様にお話を伺いしました。

担当者紹介

株式会社ユーザベース
Group-wide Recruiting&Business partner Unit

Leader
田港 佳祐様
大学卒業後、Y!グループのメディア会社にてビジネス職で入社。
人事部へ異動し4年強、採用・人事企画を経て、2018年8月にユーザベースに参画。
人事企画として組織サーベイや評価制度、オンボーディングをメインで活動。
2021年1月よりリクルーティングチームにジョインし、B2B SaaSのビジネスサイドの採用や、コーポレートファンクションのHR系を担当。

Senior Recruiter
小松 翔子様
前職はパーソルキャリアでキャリアコンサルタントとハンティングエージェントを経験。
2019年10月より『FORCAS』リクルーターとして参画。
その後、ユーザベースの組織変遷に伴いB2B SaaS 事業のビジネスサイドをメインに従事。
現在は、SPEEDA R&D事業・Corporate・障がい者雇用の採用・制度設計にも携わっている。

Recruiter
清水 奈央様
大学卒業後、スタートアップベンチャーに入社後、レバレジーズに転職。
セールス(LD職)、中途採用リクルーターやLD向けのチームビルディング設計、研修の企画運営を経験。
2022年2月にユーザベースに参画。
主に『FORCAS』のリクルーターを担当。

御社の事業についてご紹介ください。

田港:株式会社ユーザベースは、主幹事業である経済情報プラットフォーム『SPEEDA』やソーシャル経済メディア『NewsPicks』をはじめ9つの事業を展開しています。
アスラビさんとお取り組みをしているのは主に2つの事業で、B2B事業向けの顧客戦略フォームの『FORCAS』とスタートアップ情報プラットフォームの『INITIAL』です。

お取り組みの内容について、教えてください。

田港:弊社では、会社全体で年間300名ほどの中途採用を3つのリクルーティングチームが担っています。
在籍しているのは正社員と業務委託13名で、編成としては、『SPEEDA』チームが3名、『NewsPicks』チームが2名、
残り8名が僕らのチームです(2022年4月時点)。
僕らのチームでは全社の約半数(120枠ほど)の採用を担当しており、その中の60~70%のスカウト活動について、アスラビさんとご一緒しています。

お取り組み以前の御社の採用活動には、どのような課題がありましたか?

小松:以前は業務委託の方にお願いする文化が今ほどなく、川上から川下まで自分たちで行っていました。
具体的には『FORCAS』のインサイドセールス・セールス・カスタマーサクセスといったビジネス職のターゲットを集めるために、事業部とのやり取りやエージェントコミュニケーション、スカウト、日々の書類選考、進捗管理、クロージング…ほとんど全ての工程を自分たちで行っていました。
最大限のパフォーマンスを心掛けていましたが、それでも限界があります。
さらには、目先の業務だけで一杯一杯になってしまい、PDCAを回そうにもとてもできる状態ではないことが一番の課題でした。

依頼する決め手はどのようなものでしたか?

小松:複数(企業や個人)の方とお会いして検討した結果、過去の経験や実績を踏まえてアスラビさんにお願いしました。
特にSaaS同業での実績が豊富にあったことが、決め手となりました。

日々のお取り組みは、どのように進められているのでしょうか?

田港:それ以前のペルソナの設定やマーケットの動向を踏まえたアプローチ方法などから、日々ディスカッションしながら進めています。
そこから業務に落とし込んだ後は、「どういうワードを入れるとどういう反応があるか?」
「ターゲットに対してどうコンテンツを届けていくか」といった細やかな調整にもお力をお借りしています。

スカウト業務をアウトソーシングしてみた感想を教えてください。

小松:まず何より、スカウトの実績が伸びました。

田港:お取り組みを始めてすぐに、驚異的に数字が伸びましたよね(笑)。
僕らのスカウトデータや一般的な指標と比べても、アスラビさんが入ってから1〜2カ月後の報告は「本当に!?」という感じで。

小松:担当の方が専任として私たちのチームに入ってくださり、日常の業務から振り返りまでを一貫してお任せできることが、本当に助かっています。
直近ではリクルーターも(清水さん含め)3名入社したのですが、うち2名はアスラビさんがいたからこその結果です。
日々一緒にお仕事をさせていただいていることもあり、私たちが求める人物像に対する解像度も高く、安心してお任せしています。

田港:困った時のアスラビさんです(笑)。
決定率が高く、先日も1/1(1ポジション、1名枠)の状況で採用を決めてくださったり…本当にすごいです。

清水:私は最近チームにジョインしたばかりなのですが、アスラビの担当者さんについては「あの人はスカウトの神様だよ」と聞いていました。
『FORCAS』の採用で正直苦戦していたポジションがあったのですが、そのことを相談した時にクリティカルな答えが返ってきたことには感動しましたし、私たちにとっては居てくださらないと仕事にならないくらいの存在です。
アスラビさんがいらっしゃるおかげで、心配は何もありません。

具体的に、どういった点が成果につながっていると考えていらっしゃいますか?

小松:実務の部分で言うと、Tipsをたくさん投げてもらえる安心感がすごくありますね。
アスラビさんが持っている採用活動におけるデータベースは段違い。
「この経歴の方は、貴社に合いますよ」「この求人ならここまでターゲットを広げてもいいのでは?」など、実績に基づいたアドバイスをしてくださいます。
さらに専任として伴走してくださるおかげで、弊社への理解も深いです。
定例会議にも参加してくださいますし、私たちにとっては、社内とか社外という垣根を超えた大切なチームメンバーです。

田港:プロ意識を、ものすごく感じるんですよね。
僕たちと同じ熱量と同じだけのコミットメント力を持って、採用活動に取り組んでくれる。
成果が低迷した時には、すぐにPDCAを回して打開策を提案してくださいます。

例えば50件スカウトメールを送れば仕事としてはコンプリートしているとの考え方もありますよね。
アスラビさんは、15%の返信率をKPIにしたとすると、そこに達さなかった場合に「この施策はよくなかったのではないか」という課題定義から原因の深堀まで、データベースを活用しながら思考を巡らせてくださいます。
これによって、僕たちは次なる手段の意思決定が円滑になるので、とても頼りになるんです。

小松:「受け身ではない」ところが素晴らしくて、「言われたことを言われたように取り組む」ではなく、「同じ目的に向かってどう動いていくか」を同じ目線と視座で話せることは、他社さんにはない強みだと感じています。

アスラビ:弊社では、お取り引きする企業様についてメンバー同士で話し合う時間がとても多いんです。
情報共有や相談事も積極的にやりとりしますし、1人の知見というよりは採用に携わってきた複数人の知恵を集結しながら、企業様に還元していきたいと考えています。

清水:最近まで他社で働いていた私からすると、業務委託の方が定例会議に出て発言までしてくださるって、本当に珍しいと思います。
さらに、可視化できる資料や定例会議用の資料まで作って展開してくださるので、業務報告のための作業などまでサポートしていただいています。

田港:僕らのチームだけではなく、社内の別チームからも信頼が厚いです。
『INITIAL』に関しては、CEOとアスラビの担当者さんと僕と3人でのミーティングがあります。
役割としては、ほぼ僕と同じくらいの立ち位置ですね。

お取り組みが続き、お任せいただく範囲が増えてきたことは、弊社としては嬉しい限りです。今後の御社の活動について教えていただけますか?

田港:ユーザベースは拡大期に入ってきているので、採用はポジティブに広げていく、スピード感をあげていく方向性です。
その中で注力したいことは2つあって、1つは自分たちがアプローチしたいペルソナへのスカウトと決定率をあげていくこと。

そして、もう一つは雇用の多様化です。
具体的には、今後は新卒採用や海外採用など、ターゲットをどんどん広げていく予定です。
日々変化する事業の中でターゲットを明確にしながら、必要となるターゲットをすぐに採用していくことが大きなミッションですね。

そう考えると、ターゲットとすぐにコミュニケーションを取れるスカウト活動はさらに大切なチャネルになっていきます。
単なる伝言ゲームにならない存在というのは本当に貴重で、1伝えて10伝わる世界線にいるアスラビさんには、これからも何者にも代えがたいパートナーでいてほしいです。

清水:今はアスラビさんに助けられてばかりですが、今後はチームの皆さんがもっと働きやすくなるように、体制を整えていけたらいいなと思っています。

小松:企業間の取り組みを超えた関係性をこの1年以上で築けてきたと思うので、これからもお互いにとって良い形のパートナーシップであり続けたいですね。

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